夏まっしぐら!ハーリーシーズン到来っ!
2015.04.01
コラムニスト:坂本 悠紀
こんにちは!
先輩方から実年齢より老けて見える。と 最近ちょくちょく言われるようになった、 やんばる自然塾最年少のぴょん吉です。
なので写真は、ちょっとでもヤングを意識して去年の4月の写真にしてみました。悪あがき最高!
〇今年もやってきました!ハーリーのシーズン!
ハーリーとは、旧暦の5月4日、海人が豊漁や航海安全を祈願し行われる伝統行事で、11人が「サバニ」という船に乗り込み競争するというものです。
4月~9月までの週末は各地で行われるこのお祭り。
大きなものから小さなものまで規模は様々ですが、各地域ごとの個性があり見ているだけでも非常に面白いですよ。
今では「○○ハーリー大会‼」と大々的に銘打ち100組以上が参加し、大人達が本気で優勝を狙うものもあるくらい。
実は私もその中の一人で、女子のハーリーチームに属しており、このシーズンは仕事終わりにハーリーの練習までして勝ちを狙いにいっております…。
最近、今シーズンの練習が始まりまして筋肉痛と腰痛に襲われ、若干老け込んでおります…。
〇だけども辞められないハーリー。その理由…。
流石に仕事終わりの練習はきつくて、「なんで、そこまでして…。」と我ながら思う日もありますが
優勝賞品なんかに肉を50kgもらったり1m以上もあるコウイカを貰ったりなんかすると大興奮で、大会後の飲み会も盛り上がり、しんどかったのも忘れちゃうんですよね~…。
だけど、本当に本当に辞められない理由は、ただ単純に好きなんですけどね。
個人競技ではなく8~10人で息を合わせて船を漕ぎ、皆の気持ちや漕ぎが本当に1つになった‼
と感じられる瞬間の楽しさと言ったら他にはないんです。
毎回、毎回ぜんぜん上手くはいかないけれど「あっ、いま最高に気持ち良い‼」という、その瞬間の為に頑張っちゃうんだろうなぁ…と思います。
〇ハーリーを通してつながりを感じる・・・
ハーリー大会の中でも一番大きな「名護市長杯」。 昨年は、計180組が参加し「ハーリー甲子園」と呼ばれる程。
女子チームは25組、2連覇中のチームを打倒に掲げ この大会に照準を合わせ練習してきました。
ですが結果は2位。負けた瞬間は「これでも勝てないのか…」とものすごく気が落ちたのを今でも思い出します。
決勝のゴール後、1位の船の後ろに続いて私たちの船も観戦の人達の前を漕ぎました。
その時に、たくさんの方から「よかったよー!」「よく頑張ったー!」と たくさん、たくさん声をかけて頂き、悔しさよりも こんなにたくさんの人に応援してもらって漕がせてもらえたんだなぁ…と、あらためて実感し 嬉しくて涙が止まりませんでした。
大人になっても、こんなに必死に何かを頑張って、そのことで涙が出る機会がある事に感謝ばかりです。
今年は、そのリベンジの年にしたい。…と思いながらも体力低下をヒシヒシ感じる今日この頃なのでした。