地域行事も一生懸命。
2016.07.30
コラムニスト:當山 一(いっちゃん)
最近、掃除洗濯の大変さと楽しさが分かりました。
〇3年に一度の・・・
今年は私の住む有銘区、二大行事大綱引きが行われました。
以前は段々畑の田んぼが広がり、稲もたくさんあったそうですが、今では一つも田んぼはありません。
それでは、どうやって綱を作るかというと、本島北部の金武町からワラを購入し区民が総出で編んでいきます。
〇先輩方から・・・
12年ほど前までは、20本の本綱を朝から一日がかりで編んで束ね完成させていましたが
今では人手不足の為一週間前から編みはじめています。
先輩方から、愛のある厳しい指導を受けながら、時には皆で笑い楽しみながら編んでいます。
みんな仕事帰りに夕食もとらず夜の9時頃までグランドのナイターを付けながら編み続けました。
8時頃になるとやはりお腹も空いてきます。そこで、婦人会のお母さんたちがおいしい夕食を差し入れてくれます。食べながら編み方や昔の話を聞ける本当にありがたい時間です。
〇伝統技術継承・・・
私はこの島、この村、この有銘区が大事で大好きです。
一つ一つの行事を行う事はとてつもなく大変で、苦しくつらい事もありますが、区民が一つの目的に向かって力を合せていく事は大変素晴らしいく楽しい事です。
大きい行事になればなるほど続けていく事は難しくなってきていますが、悪戦苦闘、試行錯誤しながらも後輩や自分の子供たちにも引き継いでいきたいです。
今まで豊年祭や大綱引きを続けてきた、区民の皆様に感謝です。