ノグチゲラの講演会に参加してきました!!
2025.06.09
先日、東村立山と水の生活博物館にて行われた
東村の村鳥にも指定させているノグチゲラの講演会に参加してきました!
やんばるの鳥といえば、やんばる固有種のヤンバルクイナの方が
認知度は高いとは思うのですが、
実はこのノグチゲラもやんばるの固有種であり
こういった講習会や観察会を行う際にはかなりの人が集まる人気者の貴重な野鳥なのです。
今回も40名弱の方が参加されており、ノグチゲラへの関心度の高さがうかがえました。
今回は『オスの地つつきは夫婦円満の秘訣?!』とのタイトルで
キツツキの中でも類を見ない 地面に降り、地面をつつき餌をとるノグチゲラの生態をメインに お話を聞いてきました。
私達もガイドとしてツアー参加者にお伝えする情報はより正確に
また新しいものしていくことが とても大切だと感じており
こういった講習会への定期的な参加はとても刺激になります。
今回、ノグチゲラを守り生息域を増やすためには
マングースの駆除がかなりの課題としてあげられて おり
駆除が進むエリアとそうでないエリアとの 差が 調査で得られた分布図からもかなりうかがえました。
私達も修学旅行プログラムなどではマングースの駆除の話を課題点としてあげることがあります。
駆除の効果が出てきてよかったという現状もありますが
根絶を目指すというゴールからはまだまだ遠く、先に根絶を達成した奄美大島と比較すると沖縄本島はまだまだ課題が残る状況です。
私達のフィールドがある慶佐次も東村の北部域とは違い
まだまだかなりの頭数のマングースが捕獲されているエリアです。
もっともっと根絶へ向けての動きが活発になっていき、ノグチゲラの安心して生息できる環境を増やすことが出来れば慶佐次でもノグチゲラの観察が頻繁にできるような日もくるかもしれません。
私達が今できることは頂いた知識を正しく伝えていくこと。
修学旅行やエコツアーを通してお話しさせていただきたいと思います。
遠い未来でもいいので、慶佐次川でマングローブカヌーをしながらノグチゲラの飛んでいく姿を見られたりしたら嬉しいなぁ~。
今は夢のような話ですが、いつかはぜひ現実にしたいですね。
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