人との出会いが道ひらく・・・。
2016.06.15
コラムニスト:永西 由実
私の人生の道を作ってきたのは、「人との出会い」でした。
先日、びっくりした出会いがあったので、今回のコラムはその話から。
〇 海外へいく勇気をくれた出会い
14年前、一緒にタイのビルマ難民キャンプを訪れた恩人の方と、偶然出会いました。
遠く離れた沖縄の地で。「ゆみちゃんだよね?」と話しかけてくれたのは、修学旅行でやんばる自然塾にきてくださった学校の引率の先生でした。
当時の懐かしい思い出話をして、お互いがんばろうねって握手をして別れました。
あの方との出会いから、世界に貢献できる人間になりたいと思い、数年後、私は青年海外協力隊でフィジーへ。
電気なし生活2年。自給自足で、大自然と共存する生活。自然と、人と、両方の力強さに圧倒されました。それは今、自然が大好きで、東村で働く私の根源だと感じます。
〇西表島での出会い
去年、水道も電気もない浜で、1人で暮らすおじさんに出会いました。いつも大きな声で笑って、口癖は「ありがとう」。
とっても素敵な方でした。数日後、和紙に書かれたこんな手紙が届きました。
感動して泣けました。
たった数日しかいなかったのに、私の名前をしっかり覚えてくれていました。
シレナシジミで貝合わせして遊んでる私の絵でした。そうして遊んでたことを覚えてくれていたのです。
そのおじさんの1人乗りサイズのサバニ。昔の沖縄の漁師さんの帆かけ船です。
あぁ、絶対これほしい。心が揺れ動きました。そして現在、石垣島で、私のサバニは大工さんの手で製作中。
〇繋がる出会い
すべての出会いは現在の私に繋がっています。
「できるよ、大丈夫っ!」って、支え、励ましてくれる人たちがいたから、今の私がある。
仕事に関しても、プライベートに関しても、たくさんの人に支えられています。
甘えすぎてはいけないのだ。と、自分に言い聞かせながらも、毎日感謝しながら、前進する。その繰り返しです。
みなさん、ほんとにありがとう。