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東村い

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沖縄の生き物と季節変化

2019.10.01

今日から10月です。

9月前半は暑い日が続き、気温が30度を超える日も多かったですが、後半になると朝晩は涼しい日も多くなり、日中もギラギラした暑さがあまり感じられないようになってきました。

日常生活で何となく秋を感じ始めてきた私たちですが、生き物たちの季節は確実に夏から秋になってきました。今回は、そんな生き物たちの変化をいくつかご紹介しますね。

 

まず、植物からご紹介します。

沖縄では紅葉が見られるわけではないので、あまり秋らしさは感じられません。しかし、沖縄にも実りの秋がやってきました。

この植物は、オキナワキョウチクトウといいます。樹液に毒があり、目に入ると目が腫れることから、沖縄の方言ではミーフックァーギー(ミー:目、フックァー:膨れる、ギー:木)と呼ばれています。最悪の場合は失明することもあるといわれています。最近では卵型の実がなり、赤く色づいてきました。一見おいしそうですが、この実にも毒があり、昔は漁にも使用されたのだとか。

 

実は繊維質のため水面をプカプカ移動し、海岸に打ちあがっていることもよくあります。
沖縄に来た際は、小ぶりのマンゴーのような実があったとしても絶対に食べないように気を付けくださいね。

 

 

動物にも変化が見られています。

やんばる自然塾前にできる干潟には、6月~8月頃の夏の期間にはあまり見ることのなかった、ムナグロやセイタカシギなどの冬鳥が見かけられるようになりました。

干潟に訪れるシギやチドリは、干潟に出てくる小さなカニなどを狙っています。

ムナグロは沖縄の方言でターチジューヤー(田んぼのチドリ)やハルチジューヤー(畑のチドリ)などとも呼ばれます。

 

セイタカシギはすらっとしたピンクの足が特徴的で、水辺のバレリーナという愛称を持ちます。慶佐次ではそれほど頻繁にみられるわけではない、ちょっとだけレアな鳥です。

 

 

季節によってみることのできる生き物は少しずつ変わってくるので、沖縄に来られた際には、生き物を通して季節を感じてみるのもどうでしょうか。

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