シレナシジミ!
2019.11.08
皆さん、マングローブの中に巨大なシジミがいるのはご存知ですか?
シジミとは思えないほど大きく、30cmくらいになるものもあり、
ずっしりとした重みがあるのも特徴です。
今月はヤエヤマヒルギシジミをご紹介したいと思います。
【正式名称】ヤエヤマヒルギシジミ 西表島などでは、シレナシジミとも呼ばれています。
ヤエヤマヒルギシジミはマングローブではどのような役割をしているのかというと、
河口の水に溶け込んでいる栄養分や泥の中の栄養分を主食としています。
泥水をろ過し、キレイな水に替えて戻すという大きな役割を持っています。
普通のシジミは海水と淡水の混ざった泥の中にもぐっていることが多いです。
マングローブが群生している所は、干潮になると陸になってしまい、ほとんど水がなくなります。
シジミなどの貝類は、水がないと生きていけません。
そこで生きるために、殻を大きくさせることによって殻の中に水をためることができ
干潮になってもからを閉じて水を逃さなければ、次に水が入ってくる時間帯までは絶える事が出来るからだそうです。
過酷な環境の中でも生きられるように工夫をしてきたシジミなんです。
皆さん!東村へ遊びに来た際は、是非探してみてください。