東村のブランド豚 「パイとん」誕生!
2021.08.19
○初めまして、パイとんです!
やんばる自然塾のあるここ東村に新たな特産品のアグー豚、その名も「パイとん」が誕生しました!
パイとんの日である8(パイ)月10(とん)日に記者発表が行われ、
東村の當山村長(写真中央)、パイとんの生産・販売を行う沖縄北斗の大城社長(写真左)、東村商工会の宮城会長(写真右)が記者の前でパイとんの魅力について語りました。
大城社長によるパイとんの特徴である「うまみと甘み、口どけ」について説明が行われました。
試食も行われ、パイとんのしゃぶしゃぶが振る舞われました。當山村長は「柔らかくておいしい」と嬉しそうでした。
パイン農家でもある宮城商工会長は「パインの生産農家としておいしさをアピールしていきたい」とおっしゃっていました。
○パイとんの特徴
沖縄北斗さんにパイとんについて詳しくお話を聞いてきました!
今回お話を伺ったのは、社長の大城照政さんと専務の大城公輝さんです。
アグー仔豚(沖縄北斗さんより提供)
パイとんを生産している沖縄北斗さんは、約8000頭ものアグー豚を生産しています。
アグーは日本唯一の在来豚で、沖縄の固有種です。名前だけは聞いたことがある方は多いのではないでしょうか。アグーは普通の豚よりも少し小さいながらも、出荷までの日数は約8か月と普通の豚に比べて約2か月も飼育期間が長いのだそうです。それだけの時間をかけて大切に、そして健康に育てられているのがアグーです。
沖縄北斗さんは今までは県外の企業への出荷がほとんどだったそうですが、今回のパイとんは地元をメインに考え、生産から販売までを自社で行うことにしたそうです。
東村の誇る日本一のパインと沖縄北斗さんのアグーが出会うことで、東村だからこそのアグーが誕生しました。
パイとんの最大の特徴は、何といっても東村産のパインを与えているところです。パインの特性によって、よりうまみや甘味が増すのだそうです。このうまみは脂に多く含まれており、口どけのよいさっぱりとした味わいになります。
また、EM活性水という水を与えることで、ストレスに弱い豚の腸内環境を良くすることで、健康に育てているのだそうです。私たち人間も体の中の調子がいいと、健康的な生活が送れるのと同じですね!
○生産者の情熱
左 専務大城公輝さん 右 社長大城照政さん
お話を伺った中で一番の熱意を感じたのは、地元への熱い想いです。
東村産のパインとアグーが合わさった「パイとん」、まずは地元の方に知ってもらい、食べてほしいとの強い想いがありました。
地元の方の手に届きやすいように、事務所横にある直売所と道の駅サンライズ東の2か所でパイとんが販売されています。
販売しているのはしゃぶしゃぶ用と焼肉用のお肉で、部位も数種類あります。
一番のオススメは、しゃぶしゃぶでお肉のうまみを味わうことです!
やんばる自然塾のスタッフが実際にパイとんを食べたので感想をもらいました!
「パイとんバラ肉を『冷しゃぶ』でいただきました。お肉にぷりぷりの弾力があって見た目以上に食べ応えあり。脂がほんのり甘くて野菜ともよく合います!」
自分で様々な料理にアレンジして食べるのも美味しそうですね!
東村内にはキャンプ場が数か所あり、「バーベキュー用のお肉がほしい」という利用者の声を聞き、焼肉用のお肉も販売しています。消費者の声も大切にしてくださるのはとても嬉しいことですね。
○これからのパイとん
現在パイとんは精肉のみの販売ですが、将来的には東村産のハーブなどを使用したソーセージやハムなどを贈答用として販売できたらと考えているそうです。また、パイとんのお肉を東村のふるさと納税の返礼品にしようと計画中だそうです。沖縄になかなか足を運べない方にも嬉しい情報ですね!
また、地元の学校でパイとんを使った給食を出してもらったり、地元の飲食店と提携してここでしか食べられないメニューを考案したりしていきたいと、地域への貢献も大切にしていきたいと熱く語ってくださいました。
東村の新たな特産品として誕生した「パイとん」。
パイとんには、生産者の東村を大切に想う地元愛がたくさん詰まっています。
東村にお越しの際はぜひ、沖縄北斗さんのパイとんを味わってください。
パイとんというブランドがこれからどう成長していくのかとても楽しみです!
私たちも応援しています!
パイとんに関するお問い合わせはこちら
有限会社 沖縄北斗
TEL 0980-43-2054
FAX 0980-43-2474