1度は食べてほしい!自然塾名物サーターアンダギー!
2021.09.21
やんばる自然塾の縁の下の力持ち。
いつもみんなの体調を気にかけてくれる、お母さん的存在の秀子さん。
実は10人の孫がいる『ばぁば』でもあります。
行事のたびに料理やお菓子を作ることが多い沖縄の、お母さんらしく 秀子さんもとっても料理上手です。
『秀子ばぁばが作る料理は美味しいっ!』が今となっては当たり前ですが『最初はそうじゃなかったよ~』との事。
実は、やんばる自然塾のツアーで提供しているサーターアンダギーも、ツアーを始めた当初は提供しておらず
秀子さん自身もサーターアンダギーを揚げる事もなかったそうです。
たまたま出した『おばぁー』のプレーンアンダギーが始まり。
『おばー』とは秀子さんのお義母さんのことです。
おばーは、何か集まりがある時にはプレーンのサーターアンダギーをよく揚げていたようで
そのアンダギーを参加者に提供したのが始まりだったとのこと。
『遊びに来てくれた方に何か食べてもらいたい!』との想いから、秀子さんがサーターアンダギーを揚げることになりました。おばーのレシピは詳しい分量などなく、オバーならではだったので 何度も何度も失敗を重ねて試行錯誤の末に今の美味しいアンダギーのレシピにたどり着いたそうです。
中が半生だったり、外だけ焦げてしまったりとシンプルな工程だからこその難しさがあったようです。
進化していく、受け継がれた味と想い
当初はプレーンだけだった サーターアンダギーも、今では黒糖・たんかん・パイン・かぼちゃなど様々な味をツアーの参加者に味わってもらっています。
『美味しい!』と喜んでくれる方の為に、サイズが大きくなり 味も何種類か食べてもらえるようにと様々な種類を試しながらレパートリーが増えました。
当時 おばーは年を重ね、自分では揚げる事が出来なくなっていましたが、秀子さんの揚げたサーターアンダギーを食べた おばーは『上等っ!』といい、合格点をくれたそうです。(上等は沖縄での褒め言葉です)
その頃を思い出しながら話をしてくれる秀子さんは、とても素敵でした。
いつも当たり前に食べているアンダギーにもヒストリーがあると思うと、さらに味わい深く美味しく感じられました。
そして、また次の世代へ
今度は、秀子さんがアンダギーの味を次の世代に伝える時期にきています。
とはいっても『まだまだ秀子さんのアンダギーを食べたい!!』 が私たちの正直な気持ちです・・・。
ですが今回、いろいろと話を聞かせてもらい『想いと一緒に味を受け継ぐ』ことの大切さを感じました。
親世代の方から何か教えてもらい、自分たちが引き継いでいくという流れに自分が入っていけるというのは、とても贅沢で価値のある事ですね。
今は、ままだまだ先の話ですが いつか秀子さんにも『上等!』と言ってもらえように、少しずつ少しずつ練習していきたいと思います。
やんばる自然塾のAコース(マングローブカヌー3時間)では、秀子さんのサーターアンダギーを味わうことができます。今はコロナ禍でみんなで一緒に食べる事はしていませんが、お土産でお持ち帰りいただいています。
ぜひ、美味しいサーターアンダギー食べに来てくださいね~!!
※コロナ以前のツアー写真となります。
※コロナ以前のツアー写真となります。