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東村い

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パイン収穫への道のり③

2021.09.24

今から約1年前に始まった、パインの生産プロジェクト。

前回の更新からだいぶ間が空きましたが、その間にも色々と作業は続いていました。

今回は1年間でのパインの成長具合と、昨年の冬〜今年の夏で行った作業をご紹介していきます。

 

 

○目指せ!パイン500本収穫!

実は前回、昨年の12月にパインの苗を植えてから、追加で2回苗の植え付けを行いました。 一番最初に植え付けをしたものの中には、根が腐れて上手く育たなかったものもありました。 そう簡単にうまくはいかないですね。

追加の苗を植えたときにダメになってしまった苗とも交換 したので、今現在は約1100本ものパインが元気に生育中です。

時期が遅れて植え付けをしたものもあるので、全部が来年の夏に収穫できるわけではないですが、美味しいパインがたくさん収穫できると嬉しいです。

農作業をいつも一緒に行い、アドバイスをくださる会長の見立てでは「半分くらい収穫できそう」とのことでした。 なので、来年の夏の目標は500本のパインを収穫することです!うまく育つといいなぁ〜!

 

 

○長期間のライバル「草との戦い」

パインを育てる上で一番大変なのが、「草との戦い」です。 「草との戦い」の草は、雑草のことです。

この言葉は会長の教えなのですが、沖縄は冬に雪が積 もるわけではないので、基本的に年中植物が生い茂ります。ということは、冬でも夏でも一年中 作物だけではなく、雑草も育ちます。

冬場は気温が低くなるので、作物の成長だけではなく雑草の成長も鈍くなりますが、さすが沖縄。3月頃から暖かくなってくるので、植物たちも生き生きし始めます。

そこで、始まった草との戦い。通常はパインの周辺にマルチという黒いビニールを敷き、雑草が生え ないようにしますが、今回私たちはマルチを敷かない代わりに草を敷くことにしました。

使用するのは、畑の周りにグリーンベルトとして植えているベチパーという植物です。 畑の赤土は雨が降ると海へ流れ出てしまい、海の生態系へ影響を及ぼすことが懸念されています。

そこで、畑の周りにグリーンベルトを植えることで、植物が根を張り、赤土流出を防いでくれる役割があります。

そんなベチパーの葉っぱの部分だけを刈り取り、パイン畑の敷き草にしました。

敷き草も時間が経つにつれて段々と小さくなってしまい、雑草が生えてきてしまうので、定期的に草むしりをして、新たな敷き草を敷く作業を行いました。

 

 

○来年の夏の収穫に向けて大きく成長中!

私たちの作業は草むしりだけではありません。 パインそのものに栄養を与えるために肥料撒きも行います。

パインの芯の部分に肥料が入ると枯れてしまうらしく、腰をかがめて根元に撒くのが大変な作業でした。

パインに「大きく育ってね」と願いを込めながら肥料をまきました。 今は植え付けたばかりで小さいものもありますが、ゆっくり時間をかけてみんな無事に成長してほしいです。

 

 

(↑2020年12月)

 

(↑2021年9月)

 

 

昨年の夏頃に「久々にパインを植えよう!」と始まったこのパイン生産プロジェクト。最初の植え付けから数えると約9ヶ月経ちました。

一番最初は根っこもなかなか生えず、小さかったので、「これ、本当に大きくなってパイン収穫できるのかな?」と心配していましたが、今では見違えるほど大きく成長してくれました!

パインの収穫まではあと1年。これから先も草との戦いは続きます。 収穫シーズンが近づいてくるとイノシシ対策やパインの日焼け対策など色々作業が増えてきます が、自分たちの育てたパインを収穫し、味わうのを楽しみに頑張りたいと思います。

また次回も不定期ではありますが、パイン情報お届けしますので、楽しみにしていただけると嬉しいです^^

 

 

前回までの記事はこちら(パイン収穫への道のり①パイン収穫への道のり②)から見ることができます!

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