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東村い

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沖縄の桜

2022.02.07

 皆さんは桜と聞くと、新学期や新生活など春のイメージがある方が多くいると思いますが、

それは一般的に桜が4月頃に咲くからではないでしょうか?

実は、沖縄では1月中旬から2月中旬にかけて咲くので春というイメージがありません。

 今回はそんな沖縄の桜について少しお話していこうと思います。

 

 

〇沖縄に咲く寒緋桜(カンヒザクラ)

 本州などでは桜というとソメイヨシノが一般的ですが、沖縄では寒緋桜という桜が殆どです。

緋寒桜(ヒカンザクラ)とも言われ、沖縄では本土にある彼岸桜(ヒガンザクラ)と混同しないように

という事で、その様に言われています。

 

 一般的な桜と比べて濃いピンク色をしており、鐘状に下向きに花が咲きます。また、花が散る際

も花びらは散らずに蕚のついた大きな花ごと落下します。なので沖縄の人は本土に行かない限り

桜吹雪を見る事が出来ません。

私もいつかは桜吹雪をみてみたいな~って個人的に思っています。

 

 

 

〇沖縄のサクラ前線

 桜前線は通常南から北上していきますが、沖縄の場合は逆で北から南へ南下していきます。

この現象には先に紹介したカンヒザクラの性質が関係しています。桜は夏に花芽を形成して、

そのまま成長せずに休眠するそうです。休眠から目覚めて成長するにはある程度

気温(カンヒザクラの場合15℃前後)下がらないと成長しません。

沖縄の北部が南部よりも早く10℃台に下がるのでサクラ前線が北から南へ南下して行きます。

 

 ちなみに本土の場合は冬の間にほぼ全国的に桜(ソメイヨシノ)が目覚める為に必要な

気温(5℃)まで下がるので、あとは目覚めた桜が気温に合わせて開花するので、桜前線が

北上して行きます。

 

 

 

〇お花見

 春になって全国ニュースで公園でシートなどを敷いて友達や会社の同僚とお花見

をしている映像が流れると、「いいな~、楽しそうだな~、自分もやりたいな~」と思いながら

見ています。やればいいじゃんと思うかもしれませんが、実は沖縄では本土の様にシートを敷いて

お花見をする事はあまり一般的ではありません。桜祭りの会場に行って、歩きながら桜を見たり、

場所によっては車で車中から桜を見るのが一般的です。

 お花見をしない理由は色々あると思いますが、基本的にはそのスペースがない、

もしくは単純に寒い(先に記述した様に時期が1月中旬~2月中旬で冬の為)からではないかと思います。

 

〇最後に

 どうでしたか?皆さんの地元とまた違った雰囲気であったり風景があると思うので1月~2月

に沖縄に来る際は是非サクラ祭りなどに行ってみるとまた違った沖縄の魅力を発見できるかも

しれませんね!

 

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